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『超知能AIは道徳を理解するか?』表紙

超知能AIは道徳を理解するか?

単一の善が世界を壊すとき

紙版(A5・194ページ) / Kindle版 KDP自費出版

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ルアーで釣れる魚は、馬鹿なのでしょうか。違います。濁った水の中では、吟味してから食いつく魚より、反射で食いつく魚が生き残ります。速く、粗く、ときどき間違える規則は、欠陥ではなく適応です。本書は、人間の道徳をこの「圧縮された危険判定表」として記述するところから始めて、一つの問いに向かいます——超知能AIが、ある一つの善を完全に理解し、世界に実装してしまったら、何が起きるのか。

本書が恐れるのは、失敗したAIではなく、成功したAIです。

——序章より

本書の特徴

専門用語を使いません。魚、ドードー、コンサートホールの子供といった具体例だけで、道徳の機構論からASIアライメントまで登ります。

道徳と差別が同じ認知機構から出てくることを、擁護も断罪もせず、機構として記述します。

複数の「正しさ」が物理的に共存するための最小限の枠組み——形式自律主義を提示します。

目次


『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』を読んだ方へ

『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』(エリーザー・ユドコウスキー&ネイト・ソアレス、早川書房)は、アライメントに失敗したAIの危険を論じました。本書が扱うのは、その隣にある、より静かな問いです——アライメントに成功したAIは、何を壊しうるか。


著者について

専門家でも研究者でもありません。AIに執筆を手伝わせながら、AI自身の道徳に何度も赤を入れることになった書き手です。

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